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螺鈿ギター・クイント-04(完結)

Posted by ビータのマツモト on 13.2018 クイント・ギタースタイル 0 comments 0 trackback
さて。

2014年の9月12日に
螺鈿ギター・クイント-01

2016年の6月18日に
螺鈿ギター・クイント-02

2017年3月28日に
螺鈿ギター・クイント-03

という記事を書きました。

ついに本日、2018年2月13日
完結編を書きます。


まずは全体
螺鈿ギター01
ネック材はローズウッド。それにローズウッドの指板を貼っています。

ボディ
螺鈿ギター02

反対方向からのショット
螺鈿ギター03

ボディのスクロール付近
螺鈿ギター04

ボディのツノ(1弦側)
螺鈿ギター05
龍のウロコみたいになってます。

ボディの右下。
螺鈿ギター06
ボディのカドは追従性を持たせるため、小さい貝の破片を貼っています。

ピックガード
螺鈿ギター07
蓮の花のデザイン。 絵に合わせて小さいターコイズを埋めました。

コントロールまわり
螺鈿ギター08
ボリューム・トーンのツマミの頂には、
ローズウッド×ポジションマークをあしらいました。

ボディ背面
螺鈿ギター09
もしオッキオで始めていたら、ボディトップで済んだのに。
ボディサイド・バックに貝を貼るのが異様に手間がかかりました。

ボディ背面のコンター部分
螺鈿ギター10
カドに小さい貝を貼って、面に追従させています。

平面のスクロール部分
螺鈿ギター11
背面のスクロール部分には、丸いパールのポイントを貼りました。


…いやはや、完成するものだなー、
と、我ながら思いました。

実際の完成は、昨年5月頃で、
ビータギタラーズのWebにも既にUPしています。

クイント・ギターVer.017のページ

このギターを作った事により、
ギターを作る作業以外にも色々な発見がありました。
今後もこんな特別仕様のギターを、たまに作ろうと思います。


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螺鈿ギター・クイント-03

Posted by ビータのマツモト on 28.2017 クイント・ギタースタイル 0 comments 0 trackback
2014年の9月12日に
螺鈿ギター・クイント-01」、

さらに
2016年の6月18日に
螺鈿ギター・クイント-02

という記事を書きました。

今回は、その続報です。
期間だけ見ると壮大な連載ですが、たんに進まなかっただけです。

あまりにもスパンが開きすぎて、
最初の記事の頃に生まれた娘が
今や割と正確な、
しかも反抗的な日本語が話せるくらいになってしまいました。


おさらいすると、
このギターは、ボディ全身に細かい貝殻を貼り付けよう
との軽い気持ちで始めてしまったら、なんだか作るのがとても大変な事に。
いっそ、どうせならローズウッドのネックや
ピックガードは彫刻を施したアルミ板にしよう
と、スペシャル仕様てんこ盛りになってしまい…
というところが前回まででした。

彫刻螺鈿ギター01


今回は、アルミ板の彫刻の話です。

彫刻をするには、まず絵が必要です。
しかし私は描けません。
よって、描ける方を探す事から始めました。
詳しい経緯は省きますが、見つかりました。

彫刻螺鈿ギター02

この絵を書いてくださったのは、
遠藤このは さんです。
遠藤さんのサイト:pattee

1/1のピックガード型を写した枠の中に
美しいメヘンディアートが展開されていて、
私はとても気に入りました。

絵が出来たら、次は彫刻。
前回書いたように私は彫刻未経験ですが
せっかくなので自分でやる事にしました。

まず何事も練習。
同じ厚さのアルミ板をホームセンターで買ってきて、
絵の一部を写し、彫刻刀で掘ってみました。

彫刻螺鈿ギター03

練習は板の表裏の2面(写真は2面目)。
試行錯誤の末、彫刻刀は、細い三角刀の1本。
陰影の付け方を研究し、墨入れ。

彫刻螺鈿ギター04

「叩いて光らせる」部分と、
「針でツツイた後に墨を入れて黒くする」部分とで
立体感を作りました。

現時点での技術的な限界を感じたので、
これでイッてしまうことにしました。

コピーをとって、位置決めしてカーボン紙で写します。
赤ボールペンを使うと、なぞったところがわかりやすくてグッドでした。
彫刻螺鈿ギター05

なんか自分の写真を見ると、歳とったなーって、ドキっとします。

カーボンで写しただけでは、擦れて消えやすいので、
マッキー極細でなぞります。
彫刻螺鈿ギター06

で、ひたすら掘ります。
彫刻螺鈿ギター07

彫刻螺鈿ギター08

その後、陰影を施して…
特に、絵の背景の黒い部分の処理である
「尖った針で叩く作業」に、時間がかかりました。
初めはリューターで面を荒らす手段も考えましたが、
絵が細かくて電動では制御が難しいだろうと思い、
針でコツコツ始めたら果てしない感じに…

しかし、大抵の作業同様、向き合って耐えると、いつか終わるものです。
彫刻螺鈿ギター09
(墨入れ前まで)

墨を入れて仮に置いてみると…
彫刻螺鈿ギター10

んー。こんなの見た事ない。
少々やりすぎ感もあるけど、やはり
このくらいブッ飛んでないと次も無いような気もするので
いい事にします。

ピックガード彫刻面は、もう一手間を考えているので
完全に完成ではありませんが、
今日はここまで。

次回は完成してると思います。
が、掲載時期は未定です。


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螺鈿ギター・クイント-02

Posted by ビータのマツモト on 18.2016 クイント・ギタースタイル 0 comments 0 trackback
2014年の9月12日に
「螺鈿ギター・クイント-01」という記事を書きました。

今回は、なんとその続報です。
今は2016年の6月ですから、
約、そろそろ2年ぶり、になります。

今回、前になんか書いた記憶があるな、という感じで、
前の記事を探すのに苦労しました。

このギターは、ボディ全身に貝殻を貼り付けよう、
という軽い気持ちで始めたものの、
途中からというか、割と早い段階で根性試し的な事になってしまい・・・

シェルトップギター01

シェルトップギター02

・・・とりあえず表(トップ)面だけ終わりました。
というのが前回のあらすじです。


今回の続報では、それから裏面・・・
シェルトップギター03

そして側面と進み・・・
シェルトップギター04

前回も書きましたが、表(トップ)面にバインディング(ふちどり)のある「オッキオ」にして、
その面だけにすれば良かったと、何度も何度も何度も思いました。
しかしやっちまったからには、放棄できません。

作業は、少し余裕のある、朝の作業前とか、
夕方掃除が終わって、少し時間がある時とか、
そういう事でゆっくり進めていましたが、

裏面の途中の頃には、
やはりガツンと集中してやらなくちゃ、こんなもん一生終わらないぞ、
すぐにヨボヨボのおじいちゃんだぞ、と思い、スパートをかけました。

そしてなんとか
シェルトップギター05

シェルトップギター06

全身全面貼り付け完了です。
もし次作るときは、オッキオにしますトップ面だけにします。

このギター用のネックは、クイントの標準である、
メイプルネック・ローズウッド指板のつもりでしたが、
なにせここまで大変だったので、
普通のネックじゃあ物足らない感じがしてきました。

ので、ローズウッドでネックを作り(初)、
ポジションマークも、特別なモノを誂え(あつらえ)ました。

シェルトップギター07

ローズウッドネックに、ローズウッド指板を貼っています。
(つまり、ワンピースではありません)


そしてピックガード。
ここまで来たからには、という事で、
これもいつかやろうと思っていたアルミ板で整形。

シェルトップギター08

シェルトップギター09

ウチは木工機械しかないので、アルミ板の加工は苦手です。
CRC-556を吹き付けながら糸鋸盤で切断したり・・・。
その後は手で鉄工ヤスリ大会です。

すると、エレキギターの歴史にお詳しい方は、
ゼマイティスみたいに彫刻するんでしょ、
と思われると思いますがその通りです。
こんな私ですが、特別ぶっ飛んだギターを作れるチャンスはそうそう無く、
試せる時につぎ込まないと次は無いかもしれません。

かのゼマイティスさんは、お友達の彫刻師に彫刻をお願いしていたようです。
そのお友達の方は、銃に彫刻してしまうような、本物の本職です。

しかし、色々考えて、彫刻も私がやる事にしました。

銃に使われる鉄よりも、アルミの方が遥かに柔らかいよね、
しかも平面だし、という事のみが救いです。

どうなることやら。
次回に続きます。


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螺鈿ギター・クイント-01

Posted by ビータのマツモト on 12.2014 クイント・ギタースタイル 0 comments 0 trackback
ギター作りを始める前から
「こういうのが作りたいなリスト」
というのが頭の中にあり、
作成を始めてからも
リストは増え続けています。

それらの群れを造りきることは一つの目標ですが、
実現するにはずいぶん時間が掛かる
という感じです。


以前、20代の中頃に
たぶん松本城を見に行ったとき
城内に展示されていた、
美しく装飾された槍(ヤリ)を
見ました。

それは、柄の部分に
細かい貝が敷き詰められたものでした。
いわゆる螺鈿(らでん)細工で、
漆(うるし)で塗られているのだと思います。

ギター業界では
当時は存命だった「ゼメイティス」という作家が
エレキのボディ表面に貝を貼る
ということをしていました。

それは大柄な貝が貼ってあり
それはそれで美しいのですが、
松本城の槍は、ラメのフレークや
中近東方面のモザイクを細かくした感じに近い印象で、
たいへん美しいものでした。

で、まあ、機会があったら、と長らく考えていまして。
で、ちょっと今回、軽い根性試し、
夏の思い出工作のノリで
サラリとやってみることにしたのです。


まずはボディ。
いつもの軽量アルダー(センター2ピース)を用意。
shell-guitar-01

貝はコレ。東急ハンズ製。
shell-guitar-02
たぶんギター作成学校に入学する前に買った物。

コイツをピンセットで1枚ずつ摘んで、
クリアラッカーを接着剤にして貼っていきます。

ギターのボディを黒で塗って
さっそく貼り付け開始。
shell-guitar-03

塗装については今回、塗膜を薄くしたいので、
サンジングシーラーを省略しました。
ウッドシーラー、着色、クリアラッカーを3回
で、貝の貼り付けに進みました。


いや、それが。
想像以上に時間が掛かる事に
始めてすぐに気づきまして。

shell-guitar-04

なかなか

shell-guitar-05

進まないんです。
ぜんぜんサラリとできません。

途中、妊娠中のカミサンに
shell-guitar-06
少しだけ手伝ってもらう始末。
ご苦労様でした。

shell-guitar-07

ギター作りはだいたいいつも根性試しですが
今回、こんな特別な根性試しになろうとは。

shell-guitar-08

徐々に進んだところで、
エルボーカット
(奏者の肘が当たるところを曲面にしてある)
部分に突入。
shell-guitar-09

ここは曲面なので、
貝をボディ面に追従させ、
且つ正面から見たときの立体感を演出する為
細か目の貝を敷いていきたいところなのです。

エルボーカット部分に限らず、
カドのRの曲面は全て細かい貝を貼ることに。

貝が細かいとね、進まないんです、進まないんですよ!

んー。
オッキオ(アーチトップギター、バインディング付)
のトップ面だけにするとか、
そういう事にすれば良かったか。

しかしクイントで走り始めてしまったのだ。

なんだか辛くなってきましたが
shell-guitar-10
やはりちゃんとやると迫力が出ます。

で、ようやくボディのオモテ面だけ貼り終わり。

shell-guitar-11

ピックガードが載るエリアに
ハミ出た部分がありますが、
ここは手始めに、試しに貼ってやってみたところで、
他に意味はありません。

スクロール部分は
shell-guitar-12
こんなふうに。

ツノ部分は
shell-guitar-13

ドラゴンのウロコみたいになりました。

…ふー。

で、これからウラ面と側面があるわけなんですが、
いったん中断します。

次回の螺鈿ギター報告は、いつになるか未定です。

…ふー。

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新作、クイント・ギターVer.014

Posted by ビータのマツモト on 05.2014 クイント・ギタースタイル 0 comments 0 trackback
新作のクイントギターVer.014のページを先日、
ビータギタラーズのサイトにUPしました。


このギターはお客さんのオーダー品。

ブロンド色(白に近いクリーム色)のボディ色、
フェンダー・ストラトキャスターに近い
パーツの配置になっています。

アッシュギター01

アッシュギター02

今回の記事は
サイトに掲載しきれない写真でもって
紹介したいと思います。

アッシュギター03
表面

アッシュギター04
背面

ブロンド色ボディに赤ベッコウピックガードの組み合わせは
フェンダーではジャガー、ムスタングあたりに多く、
オリジナルのストラトでは少ないかもしれません。

ウチのギターでは初の組み合わせで、
以前から作ってみたいものでした。


ネックのヘッドはクイントギターの標準的な形。
アッシュギター05
表面

アッシュギター06
裏面

ペグはいつものスタインバーガー製。
ペグの使い方はこちら
ゴールド色の物を使いました。


ボディには
アッシュギター07

アッシュギター08
軽量なアッシュ材を使いました。

スクロールの頂点には「レッドタイガーアイ」
アッシュギター09
ボディ色とピックガードにもマッチしていると思います。

ピックアップはお客さんのお好みで
フェンダーカスタムショップ
テキサススペシャルのストラトセット。

ピックアップ、スイッチ、ツマミの配置は
ストラトに近いあたりにしています。
アッシュギター10

アッシュギター11

アッシュギター12
オーナーさんがストラト好きで、
普段弾きなれている場所がイイとのことでした。


ブリッジはゴトーのシンクロナイズドトレモロ。
ボディ背面には、スプリングカバーがあります。
アッシュギター13


今回の仕様は一見
ボディ・ネック材、パーツの選択や配置まで
「業界スタンダード」な仕様です。

ビータギタラーズは
「奇抜で、なんだか新しいギター」
というイメージを持たれる方も、
中にはいらっしゃるんではないかと思ってて、
そういう方々からは、
こういった仕様は意外に思われるかもしれません。

しかし私からすると、
ウチのサイトの、私のプロフィール欄に書いている

「過去に先人たちが残した偉大な傑作と現代の新しい傾向を学び」

という、わりといつも通りな感じです。


「セミオーダー」と言われると、
何か新しい事をしなきゃ、という意気込みが必要な気がするし、
もちろん新しいアイディアがあると楽しいのですが、
今回のようなパターンも新しい事の一つだと思います。

なにしろウチの形は、
まだ世界に40本弱しかないのです。

こうして徐々に静かに
ビータギタラーズの楽器が増えていくと良い
と思っています。


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プロフィール

ビータのマツモト

Author:ビータのマツモト









日本発、新デザインギターブランド「ビータギタラーズ」の松本です。ギターのデザイン・制作、サイト管理、写真撮影、営業など独りでやってます。趣味は映画鑑賞と読書です。

twitter 始めました。@VitaGuitalas

私が作った楽器で、みなさんが楽しくなって、気に入ってもらえますように。



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