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クイント・ギタースタイル-10

Posted by ビータのマツモト on 08.2011 クイント・ギタースタイル 0 comments 0 trackback
ながれ的に今日も
クイントVer:06のことを集中して書いてしまいます。

前回お知らせしたように
今日はボディーの「漆(うるし)塗り」について。


自分用のギターを漆塗りにした理由は
いくつかありますが
重要な1つに
「人によっては、カブレてしまう」
ということがあります。

カブレは、
塗るとき(生の漆)が危なくて
固まるとだいたい大丈夫になるけど
デリケートな人は、固まった漆でも症状が出るらしいのです。

いきなりお客さん用では
もしもお客さんがカブレちゃう人だったら
たいへんなことになってしまいます。

そういうこともあって、
塗装サンプルのつもりで
自分ので試した感じでした。

幸い私は鈍感なのか、生の漆でも
少し触ったくらいなら大丈夫です。
今までカブレたことがありません。

あと、漆の特徴として、直射日光に弱いらしく、
そのへんの実験も兼ねてます。


ちなみにギター作製学校(ESP-GCA)に通っていた時に作った
「オッキオVer:001」も
今回と同じ漆を使いました。

エレキギターオレンジ

漆ギター

愛知県の自宅アパートで塗装しましたが、
まだ自宅塗装ブース完成前だったので
漆か、オイル仕上げくらいしか出来なかったのです。


「漆塗り」と言っても、
いろいろな方法や仕上げがありますが、
私のは、最も簡単な「拭き漆」という方法です。

「漆は高級」というイメージがありますが
塗装作業(手間)としては
気温や湿度の条件が揃えば…

例えば今回のような「マホガニー」という木材を
ラッカーの磨き仕上げにするよりも
遥かにラクチンです。

(ラッカー塗装の詳細は
「クイント物語-31」
に書きました)


漆は、チューブに入った「摺り用 生漆」
というモノで
東急ハンズなどで売っています。
(チューブの大きさは歯磨き粉くらいで
薄黄色っぽい箱に入って売ってます)

ウチのあたりなら「ジョイフル本田」っていう
大きなホームセンターにあります。


作業は
紙やすりでキレイに磨いたボディに
チューブから出した漆を摺り込むだけ。

拭き漆ギター

最初は「テレピン油」でシャビシャビに薄めて塗って
2回目はテレピン油を少なくして、
3回目から薄めないで塗りました。

漆を塗って、というか薄く伸ばして
拭き取って1回が終了。


漆の乾燥には「気温30度くらい、湿度80%以上」
が良い、とされています。

この「湿度80%」というのがけっこうキツイ。

家具作家さんなど、漆塗装が多い人は
専用の「ムロ」を持ってるらしいけど
私のはコレ

漆室

ダンボール箱。
これに濡れタオルなどを入れて、
湿度を上げます。

ギターの塗装ハンドルを改良し

ギター塗装

十字架にして…

漆乾燥

突っ込んで、ビニールのゴミ袋を被せて、
塗り1回につき、この状態で2~3日放置、
を10回繰り返して終了。

漆仕上げギター

こんな程度なので、今のところ
ウチの漆塗りは「日本の夏季限定」です。
冬では気温も湿度も、とてもじゃあありません。

(夏しか塗れない…ですから、
自分用が早く仕上がっちゃった
んですよハイ
(↑言い訳))


この方法はボディ表面の漆の塗膜がとても薄く
どちらかと言うと、
木の導管に摺り込む感じです。

通常のラッカー塗装の「フィーラー入れ」作業と
オイル仕上げを足して割った感じかも。
でも、漆は乾燥するとガチガチになるので
フィーラーよりも硬くなります。

この塗装方法、個人的には、
マホガニーやローズウッドに合うと思います。
アッシュも、
「ケヤキの和風家具」っぽくなって渋いかも…。

マホガニー漆

質感は、
「茶色っぽいカブト虫」「ノコギリクワガタ」
に近いと思いました。

…て、ここまで引っ張っておいて、
最後に昆虫ってのもナンですけど。


今回はうっかり長文になってしまいました。
読んでいただき、ありがとうございました。

「けっこう漆って簡単で渋いぜ、
来年の夏はダンボール箱で漆デビューするべ」
と思われた方、
カブレには充分ご注意ください!


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日本発、新デザインギターブランド「ビータギタラーズ」の松本です。ギターのデザイン・制作、サイト管理、写真撮影、営業など独りでやってます。趣味は映画鑑賞と読書です。

twitter 始めました。@VitaGuitalas

私が作った楽器で、みなさんが楽しくなって、気に入ってもらえますように。



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