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クイント物語-13

Posted by ビータのマツモト on 04.2010 クイント物語 0 comments 0 trackback
今回も引き続きクイント開発日記、
ネック加工編の4回目。


前回は、あまりに理不尽な「インチな奴」に
普段のうっぷんがダダ漏れてしまい、
まったく、話が進みませんでした。

ふつう六角レンチの写真なんか、わざわざ撮りませんよね。
実際私もシャッターを押すとき
「レンチが被写体ってさ、どーなのコレ?」
とおもっていました。


今日は遅れを取り戻すべく、夏休みの宿題の追い込み的に
いやもう9月だけど、ガンガン進みます。



さて、前回はペグ穴を開けたところまででした。
次はヘッドの整形に進みます。


材料に描いたヘッドの線を睨みながら、
だいたい線の2ミリくらい外側を狙って
「バンドソー」(自動のノコギリ)で切り出します。
ギターネック
このままでは、切った部分がギザギザだし、
線よりも2ミリばかり外側を切っているので大きい。

これを正確な形に、きれいに整形しないといけません。


材料に「ヘッドの型」を両面テープでくっ付けて
トリミング・ビットという刃物で
ヘッドの型からハミ出た部分(線の外側2ミリの部分)を削ってしまいます。
ギター木工
解りにくい写真ですが、中央に見えているのがトリミングビット。
刃の下に、刃と同じ直径のベアリングが仕込んであります。

上のギザギザしている白いのがネック材、
その下の、茶色いのがヘッドの型です。


下のヘッドの型にベアリングが当って、
材料のハミ出た部分に刃が当り、
ヘッドの型通りにネック材が整形される、というワケで、
何本でも同じ形に量産できます。

(上手に説明できないので、詳しく知りたい方はご連絡ください)

ここで使うヘッドの型は「オッキオ」と共通で、
オッキオも同じように加工しています。


ちなみにこの加工、
「ルーターベンチ」という台を使う作業ですが、

目の前で、ムキ出しの刃物が凶暴に超高速回転してて…
もし将来、大怪我をするならコレだろうなと予感させる、
たいへんな恐怖を味わう作業で、
正直、あまりやりたくありません。


整形後はこんな感じに、キレイになります。
ギタークラフト


次は「ヘッドの落としこみ」。


前も書きましたが、ギブソン社やマーチン社などのヘッド、
そしてウチの「オッキオ」「ミリンジェ」のヘッドは
「への字」(角度つきヘッド)なので、この工程はありません。


ヘッドの落としこみ加工には、
ルーター(トリマー)という機械を使うやり方もありますが、
今回は、ネックを男らしく立てて…
ギター作製
バンドソー(自動のノコギリ)で、バッツン、と
一気に切ってしまいました。

でもやはり危ないので、次回はどうしようかな、とビビッてたりします。


その後、キレイに整形するとこんな感じに。
ギターカスタム

ヘッドの厚さが一定(15ミリ)になるよう、
定規を当てて平面を確認しながら、ノギスで測りつつ丁寧に整形します。


ヘッドの厚さは、一般的なペグを使う場合14ミリだと思いますが
クイントはスタインバーガー製のペグを使うので
少し厚くても大丈夫です。

ヘッドの厚さ(質量)は、サスティーン(音の延び)や音色に影響する
と言われますが…実際1ミリ程度では、どのくらい影響があるのか
解りません。

が、少しづつでも良いと言われる方向に設計で寄せておくのも悪くはない、
と思っています。


次にバンドソーで指板を接着する部分を切断。
ギター製作

ネックらしくなってきました。
ギターネック

今回は普段より長文になってしまいました。
お付き合いいただき、ありがとうございます。


次回はたぶん、「指板をそろそろ接着しよう」の巻です。


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ビータのマツモト

Author:ビータのマツモト









日本発、新デザインギターブランド「ビータギタラーズ」の松本です。ギターのデザイン・制作、サイト管理、写真撮影、営業など独りでやってます。趣味は映画鑑賞と読書です。

twitter 始めました。@VitaGuitalas

私が作った楽器で、みなさんが楽しくなって、気に入ってもらえますように。



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