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クイント・ベース1st-06

Posted by ビータのマツモト on 08.2012 クイント・ベース1st 0 comments 0 trackback
クイント・ベース開発記。

前回は指板のポジションマーク埋め作業でした。
今回はネックの加工です。


以前の連載「クイント物語」でも書きましたが
ギターのネックはザックリ分けると

「ヘッドが、指板に対して角度が付けられているもの」
(マーチン、ギブソン、グレッチなど。
ウチのラインナップでは、オッキオ、ミリンジェ)

「ヘッドが、指板と平行のもの」
(フェンダーなど)

ということになります。


クイントは2つめの「ヘッドが指板と平行」なネックです。
(詳しくはクイント物語・ネック編を参照)


ということで、
平たい板(メイプル)でネックを作ります。

まずは中心線~ネックの形を書きます。

bassguitar-neck-1.jpg

加工の初めは「トラスロッドの溝掘り」

bassguitar-neck-2.jpg

トラスロッドとは、
弦の張力などによってネックが反ったときに
修正するための棒です。

ウチでは「トリマー」という機械と
テンプレートを使って掘りますが、
機械やテンプレートの安定を考えて
ネックの形に切り出す前に行います。

ペグの穴明け・ヘッド形状を成形するとこんな感じに。

bassguitar-neck-3.jpg

うーん。新型ヘッド。
図面では見るのと実際にモノになったのを見るのとでは、
やっぱり違って、
ちょっと感激します。

クイント・ギター開発の時は、
ヘッドは以前からオッキオ・ミリンジェで使っていた形だったので
ここまで感慨深くありませんでした。


モノになって注意するのは、自分が感じる「不自然さ」。

製図の段階で、
アタマの中で立体にして転がしているつもりでも
初めてモノになったときに気づく事もあります。

「コレはナシだわ」ってのはNGだけど、
「それほどピカッと来ないけど、まあまあ」や
「コレ最高」のときも
形そのものや、機構、
他の部分やパーツとのツジツマに気をつけておくと

ヤバイ事を事前に察知できるのでした。


次にヘッドの落としこみ加工。
弦が、指板(ナット)からペグへ張られるときに角度が付くよう
ヘッドを「指板を接着する面」から1段低くしておきます。

加工する前は・・・

bassguitar-neck-4.jpg

こんな感じで、機械(ルーター)をセットし

bassguitar-neck-5.jpg

削ると

bassguitar-neck-6.jpg

こうなります。


前回連載した「クイント物語」では
帯ノコギリ機(バンドソー)で
バッツンと切ってしまいましたが
危なかったり、いろいろあって
そういう加工は、やめました。


フェンダーのネック材の厚さは、だいたい20ミリ。
ウチのクイントは23ミリで作っています。

ヘッドの厚さはペグの規格で決まるので
フェンダーもウチもだいたい同じ・・・
ということで、
指板からヘッド表面までの落差が
クイントの方が3ミリほど大きい
(弦の、ナットからペグへの角度が、僅かに大きい)
ことになります。

同時に、ボディに接続させる部分の質量も
3ミリ分だけ・・・ほんの少し増えます。


今日はここまで。

次回は指板をネックに接着します。


(この連載の過去記事の目次は、
ビータギタラーズWebサイトのブログページにあります)



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日本発、新デザインギターブランド「ビータギタラーズ」の松本です。ギターのデザイン・制作、サイト管理、写真撮影、営業など独りでやってます。趣味は映画鑑賞と読書です。

twitter 始めました。@VitaGuitalas

私が作った楽器で、みなさんが楽しくなって、気に入ってもらえますように。



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