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クイント-シンライン・ギターの作り方-08

Posted by ビータのマツモト on 02.2013 クイント・シンラインギター 0 comments 0 trackback
引き続き「クイント-シンライン・ギターの作り方」です。
東京ハンドクラフトギターフェスのお知らせもしたし、
どんどん進んでいこうとおもいます。


さて前回はボディ裏にフタの穴をあけたところまで。
今回はサウンドホールとジャックの穴、
バッテリーボックスの穴をあけます。


まずサウンドホールから。

通常、ギターのサウンドホールは、ボディの表側にあります。

ギターだけではなく、バイオリンなどの弦楽器も
たいていはボディの表側にあいているもの。

アコースティックギターでは
丸い穴が殆どで、
(古いギブソンやジャンゴが使ったセルマーでは
楕円やD型などもありますが・・・)

アーチトップ・ギター(バイオリン)では
F型(Sや菱形などもある)の穴、
リッケンバッカー社ではキャッツアイと呼ばれる穴が
表板に空けられています・・・。


今回のシンラインギターでは、
ボディ表には開けず、ボディのサイド(横側)に開けました。

ボール盤にボディを固定して・・・
サイドサウンドホール

丸い穴をあけます。

ボディサイドサウンドホール
場所は、奏者の顔の方向(右効きの場合)。
ボディの空洞につながるようにしてあります。

サイドに穴をあけるのは、これがオリジナルではなく、
個人作家が作るハイエンドな
フルアコのアーチトップギター(ジャズギター)などで、
私の知る限り、20年くらい前から試されている事です。

サイドに穴をあけた理由は・・・

1:
このシンライン・ギターは
エレキギターとして弾くことが前提なので、
目の前の人に生音を聞かせるということを
重視しないでイイだろうということ。

しかし奏者は、一人で練習するときとか
生音を少し楽しめたほうがイイだろうと・・・。


2:
表板に穴があいていると
アンプで大きな音を出すとき
ハウリングしやすくなるということ。
(グレッチのギター(テネシアンやジェントルマンなど)では
穴を開けず、F穴の絵が描いてあるのもあります)

自分がシンラインテレキャスターを弾いていたときも
ビピーキョォォ~と調子良くハウリングしていました。
私の場合、
むしろそのハウリングが大好きだったのですが、
まあ、一般的にはそうも行かないだろうと。

(このハウリングの問題は、ピックアップやボディ構造、
出したい音、アンプなどの相性にもよるようです)


3:
トップ板裏側に貼るブレーシング(梁)の設計が
自由になること。
また、スプルースなど柔らかく縦に裂けやすい材料を
薄くして使うときも、
サウンドホール周辺の強度を考慮しなくて済むこと。
(ある程度、雑な扱いにも耐えられるタフなギターにもなる)


・・・というようなことです。

完成した様子はサイトの詳細ページの写真をご覧下さい。


次に、ジャックの穴をあけます。
やっぱりボール盤に固定して・・・
エレキギタージャック穴加工

ズドンとあけます。
エレキ作り方ジャック穴


通常の「クイントギター」では
ピックガードにジャックを付けます。

シンラインの場合、トップ板の強度や、
音の響きに関しても、
なるべくトップ板の振動を殺すパーツを付けたくない
ということがあり、
ピックガードも、
トップ板に直接ジャックを付けることもせず
「オッキオ」と同じ位置にジャックを配置することにしました。

裏フタといい、シンラインギターのボディの構成は
クイント・ギターとオッキオ(ギター)のアイノコ
みたいな感じになっています。

サウンドホールとピックガードは
ギターの表情(デザイン)に大きな影響がある部分です。
よって、今回のシンラインはノッペリしたというか、
ある意味シンプルな感じになっています。


次に、バッテリーボックスの穴をあけます。
エレキ・バッテリーボックス加工


今回のシンラインは、
ブリッジにピエゾ・ピックアップを搭載し、
「プリアンプ」も内蔵しました。
そのためのバッテリーです。

テンプレートを使って
エレキギターバッテリー加工

ルーターで穴を掘れば完了です。


今日はここまで。
「クイント・ギターのバージョン違い」とはいえ、
作業的には、ずいぶん違う感じです。

ボディのバック(マホガニー部分)はここで一旦おしまいにして
次回はボディトップ、
スプルース材の加工に入ります。


つづく。

(この連載の過去記事の目次は、
ビータギタラーズWebサイトのブログページにあります)

ビータギタラーズ・ホームページのアトリエページ
ブログを再編集してまとめた記事もあります。

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プロフィール

ビータのマツモト

Author:ビータのマツモト









日本発、新デザインギターブランド「ビータギタラーズ」の松本です。ギターのデザイン・制作、サイト管理、写真撮影、営業など独りでやってます。趣味は映画鑑賞と読書です。

twitter 始めました。@VitaGuitalas

私が作った楽器で、みなさんが楽しくなって、気に入ってもらえますように。



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