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クイント-シンライン・ギターの作り方-13

Posted by ビータのマツモト on 10.2013 クイント・シンラインギター 0 comments 0 trackback
さて本日も
「クイント-シンライン・ギターの作り方」です。

ここのところ続いているボディ・トップ板の加工。
前回は厚さの調整などでした。
今回は、ブレーシングを貼っていきます。

ブレーシングとは、
アコースティックギターのボディ・トップ板の
裏に貼ってある「梁」のようなものです。
日本語では「力木」とも言います。

アコースティックギターの表板は
たいていスプルースのような柔らかい木。
そして、その上にブリッジが接着されています。

ここに弦が張られるわけですが、
その張力に耐えられるよう、
板の裏に補強の梁を貼っておく
というのが主な理由です。

しかし、補強が強すぎると
トップ板の振動が妨げられるとか
弱いとブリッジが隆起してしまうとか…
それに加えて、
ブレーシングの配置場所やサイズは
音色そのものにも影響力を持っており、

また、鉄弦(フォークギター)と
ナイロン(腸)弦(クラシックギター)
とでも構造が違います。

(鉄弦を張るギターは
一般的に「X」型のブレーシング、
クラシックギターでは
一般的に「扇」型のブレーシング
などなど)

このように、ブレーシングと一言で言っても
とても奥深く、
生涯をかけて研究するような事です。

呼び名も部位によって色々あります。
ブリッジバーとかトーンバーとか。
でもこのブログでは「ブレーシング」で統一します。


さて、
一般的なシンラインギター(テレキャスターなど)
にはブレーシングが有りませんが、
今回の「クイント・シンライン」は
アコースティックギターのように
スプルースをトップに貼る方式です。

しかしブリッジ下に柱があるので、
強度・音色共に補助的な意味で
施工することにします。

まずは中央の貼り合わせた部分の補強。
ブレーシング接着
ボディ板(縦方向の木目)に対して、
横方向の木目になるように作った板を接着します。
アコギブレーシング作り方
材料はトップ板(スプルース)の
端材で作ります。
接着剤が乾燥すると…
ブレーシング構造
こんな感じに。

この部分は「ブレーシング」と言うよりも
「割れ止め」のニュアンスです。

次にメインのブレーシング。
ブレーシング作製
今回は栂(ツガ)の板から作りました。
栂も、スプルースと同じ針葉系の木です。
三角柱にして、
接着面が柾目になるようにします。

それを接着。
ギターブレーシング接着

4本、ブリッジから放射状に接着して
ブレーシング構造シンライン
接着終了です。

放射状にしたのは、
シンプルで強度のある構造にしたかった為と、
弦(ブリッジ)の振動は
ブリッジ下の柱の「4つ角」に集中してしまう
と思うので、
そこからブレーシングを伸ばせば
振動をトップ板全体に伝えられるのではないか
と思ったためです。


今回はここまで。
次回は、ブレーシングを加工します。

つづく。

(この連載の過去記事の目次は、
ビータギタラーズWebサイトのブログページにあります)

ビータギタラーズ・ホームページのアトリエページ
ブログを再編集してまとめた記事もあります。

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日本発、新デザインギターブランド「ビータギタラーズ」の松本です。ギターのデザイン・制作、サイト管理、写真撮影、営業など独りでやってます。趣味は映画鑑賞と読書です。

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私が作った楽器で、みなさんが楽しくなって、気に入ってもらえますように。



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