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夏の自由研究・アールヌーボーその2

Posted by ビータのマツモト on 01.2013 雑記 0 comments 0 trackback
前回は、
マンガをきっかけにアールヌーボーっていうのを
調べてみました、
ということを書きましたが、

私は芸術に疎いので、
アートな人からすれば貧弱な記事でした。

今回は私の分野、ギターをからめて書きます。


ところで
アールヌーボーと一緒に出てくる言葉に
「アールデコ」というのがあります。
今まで言葉を知っていても、
それがどういうものなのか
ぜんぜん分っていませんでした。

どうやら調べてみると、
アールヌーボーは1800年代末から第一次大戦(1914年)頃までで、
アールデコは、第二次大戦の前(1925年頃)からみたいで、

ヌーボーはヨーロッパ(フランスが有名)で
デコはアメリカ(特にニューヨーク)っぽい感じで、

ヌーボーは植物・動物の曲線美みたいな感じで、
デコは、直線が左右対称にカチッとしたり、
流線型だったりのモダン(?)な感じ

・・・かなーと思いました。

これをギターに当てはめてみると…

まずアールデコっぽいのは
ディアンジェリコのギター。

アールヌーボーギター11
これはレプリカ品を持っているので
それで見てみると

アールヌーボーギター12
ヘッドの装飾、ロッドカバー、ペグ(インペリアル)が
カチカチっとしててデコっぽい。

アールヌーボーギター13
ピックガードも直線をうまく取り入れてます。

アールヌーボーギター14
テールピースも直線を組み合わせて
デザインされています。

ディアンジェリコさんは1905年に
ニューヨークで生まれたようなので、
若い頃にアールデコのハヤリを
リアルタイムで体験できたんだと思います。

時代は違いますが、
有名なギブソンの「フライングV」も
アールデコっぽいと言えるかもしれません。

アールヌーボーギター15
(えい出版社・VintagrGuitar Vol.14
ISBN4-7779-0206-4)


さて、肝心のアールヌーボーの方は、
その時代に造られたギターが
現代の主流になっていないので
私も現物を殆ど見た事が無いということに
なってしまいます。

私が思うに、アールヌーボーっぽいギターは
ギブソンの創設者「オービル・ギブソン」さんが
1900年代初期に作ったハープギターです。
アールヌーボーギター16
(洋書AcousticGuitar ISBN 0-87930-240-2
George Gruhn & Walter Carter 著)

このギターは1906年製。

オービル・ギブソンさんが楽器を作り始めたのは
1895年頃らしいので、
ちょうどヨーロッパではアールヌーボーが盛んな頃。

ギブソン社の設立は1902年で、
オービルさんが会社を離れるのは翌年…、
1918年には亡くなってしまったとのこと。

ちなみに
現代のジャズギター(アーチトップ・フルアコギター)
をギブソン社のロイドロアーさんが開発したのが
1920年頃なので、
その頃にはオービルさんは居なかったんですね。
(エレキギターの登場は第二次大戦後、主に1950年代から)

私が最も影響を受けているのは、
このオービルさんの「スクロール」のシリーズです。
でも、たまたまカッコイイと思っただけで
「アールヌーボー」は全く意識していませんでした。


他には、現代の作家、アービン・ソモギさんが作った
このギター
アールヌーボーギター17
(洋書 Hand Made Hand Played ISBN978-1-57990-787-7
Robert Shaw 著)

アールヌーボーのガレのガラスにも
日本の絵をヒントにした、鯉の絵が描いてあったりして・・・
このギターには鯉の彫刻(?)がしてあって、
やや、ちょっとそっち系かなーと思いました。


結局、取り留めもなく、
いろいろ資料を読んで「あーカッコイイー」
とか「へー」とか言ってるだけの自由研究でした。

これから私が作るギターのデザインに
すぐに直接、だからどうこう、ということもありません。

しかし、
資料の中の一冊
「世紀末のスタイル―アール・ヌーヴォーの時代と都市」
海野弘 著 ISBN4-89330-124-1
ガレの項(P127)に
「過去の傑作と、新しい傾向を学び、いよいよ自ら制作に乗り出す」
という一文が書いてあって、

ああ、そうそう、それですよソレ!

と思いました。

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ビータのマツモト

Author:ビータのマツモト









日本発、新デザインギターブランド「ビータギタラーズ」の松本です。ギターのデザイン・制作、サイト管理、写真撮影、営業など独りでやってます。趣味は映画鑑賞と読書です。

twitter 始めました。@VitaGuitalas

私が作った楽器で、みなさんが楽しくなって、気に入ってもらえますように。



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