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クイント物語-27

Posted by ビータのマツモト on 08.2010 クイント物語 0 comments 0 trackback
前回は展示会のお知らせでしたが
今回から戻って加工を進めていきます。



今回はネック指板の、フレットを打つ面の「面出し」作業です。


フレットは、
購入したままの状態の指板には打てません。


ネックに接着後、
ネックの「にぎり部分」を整形したりしているうちに
ネック全体が反ったりするし、
いずれにせよ
指板表面の曲面を、狙い通りのRに整える必要があります。



目指すは
表面の曲面が、どの場所も狙い通りのRで、
ネックの長さ方向(ネックが反る方向)が、まっすぐ、

さらに「狙い通りのR」であっても、
指板の、1弦側と6弦側の厚さが同じ、
という状態。


と書くと、なんだソレ、
そんなの手で削って出来るのか
と思われるかもしれません。

私も作製学校で説明を受けたとき、
マジでか? と思いました。


ギター作製学校の生徒さんは、
あーでもないこーでもないと指板を削りすぎてしまい、
「せ、先生っ! ぼくのポジションマークが無くなっちゃいましたー」
て事故を起こしたります。


今では多少慣れましたが、難しい加工です。


ギターの寿命は、どんな時に尽きるのだろう、と考えると、
ジミヘンに燃やされたとき、
ピートタウンゼントに叩きつけられたとき、
と、様々な回答があると思いますが、

指板にフレットが打てなくなったときや、
指板の減少に、ブリッジが対応できなくなったとき
というのも、それなりに重大な問題になります。


元々の設計図も、指板の整形で手間取ることを想定していません。

あるいは将来、フレット打ち直し修理で
指板を整形しなおすときに、指板が薄いと作業が難しくなります。

よって、
なるべく削らずに、最短でピタっと収めたいところです。



削るコツは、たぶん、
「地図を見て、自分の現在地を確認して、
目的地への道を考えて、進む」
という、人生のどんな場面でも当たり前で地味なことで、
(けど、けっこうできないよな、という)

マメに状態を確認して、どこをどう削ればイイかを考える
ということかもしれません。



曲面を整えるときは、曲面のRを確認するため
特殊な定規を使います。

フィンガーボードR定規


この定規は、4辺がそれぞれ異なるRになっています。

ウチのギターは、特別な注文がない限り
305R(12インチのR)にします。


紙やすりを貼り付ける底面がRになっている専用のブロックや、
ギター指板加工

底面が平らなブロックに紙やすりを貼って削ったりします。


すると…
ギター指板加工
ピタッとなって、

ギターネック
完成。


これでフレットを打つ準備ができました。

今回は、ホントにマニアックな、
弾く人は全然関係無いような話ばかりでした。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。

展示会の日が決まったので、
今後、少し飛ばしギミでいきます。


つづく。


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プロフィール

ビータのマツモト

Author:ビータのマツモト









日本発、新デザインギターブランド「ビータギタラーズ」の松本です。ギターのデザイン・制作、サイト管理、写真撮影、営業など独りでやってます。趣味は映画鑑賞と読書です。

twitter 始めました。@VitaGuitalas

私が作った楽器で、みなさんが楽しくなって、気に入ってもらえますように。



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